トゲ:バラの構造・部位
トゲとは
ほとんどのバラにはトゲがある。
トゲは、品種により、大きさ、数、鋭さが違う。非常にトゲが多い品種もあれば、ほとんど無いような品種もある。
また、特徴的なトゲになると、トゲだけで品種名が特定できることもある。
バラがトゲを持っている理由は、「身を守るため」「倒れることを防止するため(引っかかって茎が倒れるのを防ぐ)」と言われている。
色々なタイプのバラのトゲ
バラのトゲの形は、下のようにいろいろある。
↑ごく一般的なバラのトゲ。切り花バラでも、このようなトゲの様子はよく見られる。
↑細い、針のようなトゲが密集している。
↑幅が広く、色も鮮やかで、トゲも鑑賞できるタイプのバラ。
↑大きさの違うトゲに覆われた枝。大きいトゲは、かぎづめのような形をしている。
バラガーデナーのトゲ対策
バラのトゲには、生産者・花屋・ガーデナーのいずれも悩まされる。
刺されば痛いうえに(鋭いトゲの場合、作業中に血まみれになることもある)、いろいろなところに引っかかって、作業の妨げになる。
そのため、専門的にバラを扱う人は、「バラの用グローブ(トゲが刺さっても大丈夫な手袋)」で対策することが多い。(軍手では、トゲが突き通ってくるし、引っかかってほとんど仕事にならない)