マルチング:バラの栽培・管理

2020年8月19日バラ用語

マルチングとは

バラの根元の土に、人工的に被いをすること。

マルチングのメリット

マルチングすることにより、得られる主なメリットは以下のもの。

  • 雨や水やりの際の泥はねを防ぐ(泥はねは、黒星病の原因になる)
  • 土の温度の急変を防ぐ
  • 冬場の防寒になる。霜柱や凍結を防ぐ
  • 雑草の繁茂を防ぐ
  • 水分の蒸発を抑える

マルチングの材料

マルチング材は、専用のマルチング材・マルチングシート、藁、堆肥、ピートモス、バークチップなどを使う。備長炭を砕いたものを使う、という人もいて、ガーデナーの考え方によって、方法がかなり異なる。

マルチングの重要性

バラ栽培において、マルチングの必要性は、かなり重要である。なぜなら、バラの病気の原因の多くが、「雨や水やり時の泥はねによる」からである。
つい、手を抜いてしまいがちなマルチングだが、メリットが大きいので、基本的には「行うもの」ととらえるべきである。

「マルチング不要」との考え方もある

上の項には「基本的には行うもの」としたが、実はマルチングにも欠点があり、

  • 土の表面を観察できなくなるので、水遣りのタイミングが掴みにくい
  • 土の表面が観察できなくなるので、害虫の痕跡など、早めに排除するべきものを発見し難くなる
  • 置き肥が置きにくい

などが挙げられる。
よって、自身の見識で「マルチング不要」と考えるローザリアンも存在する。

バラ用語

Posted by s-ma