マルチング:バラの栽培・管理
マルチングとは
バラの根元の土に、人工的に被いをすること。
マルチングのメリット
マルチングすることにより、得られる主なメリットは以下のもの。
- 雨や水やりの際の泥はねを防ぐ(泥はねは、黒星病の原因になる)
- 土の温度の急変を防ぐ
- 冬場の防寒になる。霜柱や凍結を防ぐ
- 雑草の繁茂を防ぐ
- 水分の蒸発を抑える
マルチングの材料
マルチング材は、専用のマルチング材・マルチングシート、藁、堆肥、ピートモス、バークチップなどを使う。備長炭を砕いたものを使う、という人もいて、ガーデナーの考え方によって、方法がかなり異なる。
マルチングの重要性
バラ栽培において、マルチングの必要性は、かなり重要である。なぜなら、バラの病気の原因の多くが、「雨や水やり時の泥はねによる」からである。
つい、手を抜いてしまいがちなマルチングだが、メリットが大きいので、基本的には「行うもの」ととらえるべきである。
「マルチング不要」との考え方もある
上の項には「基本的には行うもの」としたが、実はマルチングにも欠点があり、
- 土の表面を観察できなくなるので、水遣りのタイミングが掴みにくい
- 土の表面が観察できなくなるので、害虫の痕跡など、早めに排除するべきものを発見し難くなる
- 置き肥が置きにくい
などが挙げられる。
よって、自身の見識で「マルチング不要」と考えるローザリアンも存在する。