うどんこ病:バラの病気・害虫
うどん粉病とは
バラのかかりやすい病気の一つ。糸状菌の感染による伝染病。
葉や花、つぼみが白い黴に覆われ、うどん粉をまぶしたように白くなるために、この名がある。
バラの病気の中では、黒点病と並んで、最もポピュラーなもの。
うどん粉病の発生しやすい環境・対策
発病するには、気温17度~25度程度が最適とされるが、いつでも発病の可能性はあるものと考えて、予防対策をするべきである。(もっとも簡単な予防方法は、予防薬剤を使用すること)
日当たりと風通しが悪い環境で起こりやすく、多雨の季節には特に発病の可能性が高くなる。
白く、粉をふいたような状態は、最終的には灰色になり、葉やつぼみを枯らしてしまう。
株全体に「粉ふき状態」が広がった場合には、株ごとダメになる可能性もあるので、注意が必要。
一度うどんこ病が発生した枝は、次の年にも発生源になる可能性が高いので、切り取ってしまう方が無難である。
「うどんこ病」は、バラだけでなく、多くの植物のかかる病気だが、バラのうどんこ病は、バラにのみ感染する。
また、うどんこ病は、植物の表面に発生する病気なので、観察によって必ず発見できる。つまり、日々の観察により、手遅れになるのを防止できる。