黒点病:バラの病気・害虫
黒点病とは
バラのかかりやすい病気の一つ。黒星病とも言う。
ほとんどのバラガーデナーが実地に体験しているような、ポピュラーな病気である。
症状は、葉に黒い点ができ、その葉が黄色くなって落ちてしまうというもの。若葉には症状は現れず、しっかり成長した古い葉に現れる。
土壌で黒点病の菌が繁殖し、雨水などの跳ね返りで、菌が葉裏に移って発症するもの。そのため、梅雨時期に発生しやすい。
予防としては、
- 土を消毒して、菌を繁殖させない
- バラの根本をマルチングして、泥はねなどが葉に飛ばないようにする(泥はねが黒点病の原因である率はきわめて高い)
などが有効である。
一枚の葉に菌が付くと、そこから全体に広がり、株ごと枯死する可能性もあるので、葉の状態を日々観察し、早期発見することが重要になる。
黒点病が出てしまった場合、被害の拡大を防ぐには、黒点ができてしまった葉をすべて取り除くのが有効。
また、黒点のできた葉が黄色くなって落ちた場合、土の上に放置されると、そこからさらに菌が繁殖するので、土に落ちた葉もすべて取り除くと良い。