ハダニ:バラの病気・害虫
ハダニとは
ハダニは、とても小さな蜘蛛の一種。葉の裏で、小さな点が動いていたら、ハダニである可能性が高い。
ハダニはバラ以外の植物にもつき、風で飛ばされて広がる(つまり、他所から風に乗ってやってくる)。
ハダニ被害は、ハダニが葉裏から樹液を吸うために、葉の表面がかすれたようになる症状がおこる。ひどくなると、株が枯死することもある。
ハダニの被害にあっているかどうかは、葉の状態を観察して発見できる。
バラの虫害としては、非常によくあるもの。(発生しない方が珍しい)特に、ミニバラにつきやすい。
ハダニが蔓延すると、葉の裏に白い糸を張り巡らしたような状態になる。
ハダニは高温を好むため、梅雨の時期~夏の終わりくらいの時期に広がりやすい。また、発生すると広がるのが早い。被害を見つけたら、迅速に対策を行う必要がある。
ハダニの発生しやすい場所
- 雨のかかりにくい場所(ベランダや軒下)
- 風通しの悪い場所
ハダニ対策
予防策は、風通しを良くすることと、水やり時に葉の裏に水をかけること。
風通しの良いところに植え(または鉢を置く)、葉が茂りすぎたら間引くことで、ハダニの発生しやすい状態を作らないようにし、葉裏に水をかけることで、水気の苦手なハダニを寄せ付けないようにする。
葉裏に水をかけることは、ハダニがついてしまってからでも有効な対策になる。薬剤を使用したくない考えのガーデナーは、水かけでハダニを駆除するのが良い(本当に蔓延してしまうと水だけで対処することは難しくなるが)。
薬剤で、発生したハダニを駆除するのであれば、専門の「殺ダニ剤」を使うか、ダニに有効であることが明記されているものを使うこと。前述したように、ハダニは昆虫ではなく蜘蛛の仲間であるため、効き目のある薬剤が限られている。
殺ダニ剤を使う場合、ハダニは耐性を獲得するのが早いので、できれば複数の複数の薬剤をローテーションで使うと良い。
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