形成層
バラの形成層とは
形成層は、表皮のすぐ内側にある。上の画像の、緑色の表皮と白い中心の間にある、薄い緑の部分が形成層。
形成層は、細胞分裂して肥大し、茎や根を成長させていく役目を持つ。細胞分裂することによって、内側に木部、外側に師部という組織を作り、茎は太く成長していくことができる。
自分で接ぎ木をするタイプのローザリアンは、ぜひとも形成層についてよく知っておかなければならない。少なくとも、「ここが形成層だ」とわからなければ話にならない。接ぎ木は、台木と接ぎ木の形成層どうしを密着させて、そこから出るカルスが互いを融合させて一体化することによって可能になる作業である。