ロゼット咲き:バラの花形
ロゼット咲きとは
ロゼット咲きとは、非常に多くの密集する花弁が中心から放射状に出て、平たい形に咲く花形。カップ咲きの品種で、花弁数が多いと、開いてきたときにロゼットになるものもある。
ロゼット先の主な品種はこちら→バラ:ロゼット咲き
ロゼット咲きの「ロゼット」とは?
ロゼット=rosetteは、「バラのような」という意味である。「ロゼット咲き」という名称は、「なんとバラらしい」との主旨でつけられたものである。
にもかかわらず、花の真ん中が高いモダンローズを見慣れた人には、「バラらしくない」と感じられることもあるようだ。
ロゼット咲きは、オールドローズやイングリッシュローズに多いクラシックな花形である。
しかし近年は、オールドローズ人気から、アンティーク風のバラが好まれるようになり、ロゼット咲きのモダンローズも作出されている。
花弁の重なりが見所なロゼット咲きは、大輪(花弁100枚以上のものもある)ともなると、優しくも力強い美を持ち、バラ好きには昔も今も変わらない人気の花形である。
ロゼット咲きの「印象」
ロゼット咲きの花にも、カップの浅いもの、深いもの、花径が大きいもの、小さいもの、花弁が反り返っているもの、波打っているものなど色々あり、花の印象は一様ではない。
しかし、花弁が多いことと、大きく開いてくる形から、「豪華」「優雅」な印象の花が多いと言える。
また、オールドローズや、イングリッシュローズの栽培・作出が盛んなイギリスのイメージが強いことから、英国式庭園に配置すると、非常になじみがよく、雰囲気が出る。
ローズ・アントワネットベル・ドゥ・レニエ